精子置換はいつおこなうか?
2024年11月4日月曜日
アキアカネの配偶行動 (2)
2024年10月22日火曜日
アキアカネの配偶行動 (1)
アキアカネの謎
今回も交尾継続時間は2山を示しました(昨年は10月下旬の調査)。何なんでしょうねこの二山は。それぞれの山の平均値を求めると、おおよそ5分と10分でした。しかし、ねぐらでの交尾時間と大きく異なる値だとも思えず、両者の関係は交尾持続時間からは分かりませんでした。やはり交尾場所が違うだけで、産卵前の交尾は1回なのでしょうか?
私もめげずに須賀川市の水田でも同様な調査をしてみました。ただ、新井さんのように4つの項目に分けて飛来するペアを瞬時に区別して記録することは実際やってみて非常に難しいことが分かったため、今回は明らかに水田の水溜まりに産卵様行動を示したペアが、その後産卵せずに飛び去った数をとりあえず数えてみました。
2024年10月3日木曜日
アキアカネ観察の前にミルンヤンマを撮る
2024年9月12日木曜日
秋の撮影日記
今年の7~8月はオオルリボシヤンマに振り回され、挙句、昆虫教室に動員されて、そこでコロナに感染しました。後遺症に悩まされ、ほとんど野外に出ることはありませんでした。
2024年8月20日火曜日
結局分からなかったオオルリボシヤンマの配偶行動
オオルリボシヤンマの交尾は今シーズンも観察できませんでした。これまで、スギの林に沿って午前中5,6mの高さで連結態になって飛ぶペアを2回観察したのみで、♂たちが争う池で交尾態はおろか♀を捕捉することも観察できませんでした。ではなぜ、オスたちは早朝から夕暮れまで池で激しく争うのでしょうか?♂たちの日周行動をみると、下のグラフのようになりました。個々の内容については面倒なのでここでは触れずに置きます。連日の観察で消耗してしまいました。前項の事柄等を御参照ください。グラフが全てを物語っています。
2024年8月6日火曜日
オオルリボシヤンマの生態(7月下旬~8月初旬)
2024年7月23日火曜日
また地獄のオオルリボシヤンマ観察始まる(パソコンで読んでください)
2024年6月24日月曜日
生態学の理論を実証するアオモンイトトンボ(2)
(2)何が分布境界(北限)を決めるか
さて、前述したアオモンイトトンボになぜ分布北限ができるのかについてですが、このことに関して、トンボ以外の昆虫をも含めて、具体的なデータを示した議論は非常に少ないとうことが分かりました。アオモンイトトンボを検索すると必ずヒットする東北大学の高橋佑磨さん(現在筑波大学教授)が行った研究 ( Takahashi et al., 2016 ) をここで紹介し、なぜ分布境界線ができるかについてみていきたいと思います。
2024年6月9日日曜日
新緑の森にヒメクロサナエとモイワサナエを訪ねて
アキアカネの配偶行動 (2)
精子置換はいつおこなうか? 今のところ、新井論文が非常に的を得ているように思えました。このままではやはり妄想論でしかなかったことになってしまいます。そこで改めて、新井さんが述べておられる、ねぐらでのアキアカネの配偶行動を再度観察してみることにしました。 ...
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ことしも飛んだコンテンポラリーなカトリヤンマ 昨年、郡山市中心部の文化施設の脇でカトリヤンマを発見したことをこのブログに載せました。しかし残念ながら、その後も写真に撮ることができずにいました。今年になって満を持して数回水路でヤゴ採集を試みましたが、ヤゴは全く得られませんでし...
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日の丸ハッチョウトンボの最新の学名は? ハッチョウトンボ Nannophya pygmaea の分類について、昨年、大きな動きがありました。まだ最新の図鑑にもこの内容が反映されていないため、多くの人がこの事実を知らないままであるように思います。笹本・二橋 (2021, 月刊...
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裏磐梯長瀬川 長瀬川と言えば、秋元湖から流れ出て猪苗代湖に注ぐ河川を思い浮かべるのですが、実際には、桧原湖がその源で、中瀬沼さらに乙女沼を介して小野川湖に注ぎ、秋元湖からの流れと合流しています。この一帯は磐梯山噴火時の火山岩が厚く堆積していて、その間を縫う様に無数の流れが...