マイコアカネは福島県内の水田、池沼そして湿地に広く分布しているアカトンボで、特に水田ではアキアカネ、ナツアカネ、ノシメトンボと共に見られることが多いようです。いずれも秋の普通種トンボの代表なので、正直これまで真剣に向き合うことはありませんでした。そのためマイコアカネは私のアルバムにはほとんど写真が無い、ある意味で稀種でもあったわけです。
しかし実際にマイコアカネの撮影となると、はて、どこに行ったら良いものか?と、逆に悩んでしまいます。このトンボは産卵の撮影が難しく最大の障壁です。たいていは湿地や池の水生植物群落内に潜り込んで産卵します。ですから植物がじゃまになってクリアーな産卵の写真にならないのです。
思い悩んだ末に須賀川市岩瀬の公園に 10 月 8 日に行って見ることにしました。以下の写真は同所で同日撮影したものです。ここにはビオトープがあるのですが、多くのビオトープの例にもれず、年々、水生植物が繁茂してきて管理に行き詰っているように見えました。
ただマイコアカネにとっては住み心地がいいのか、多くの個体がみられました。
10 月上旬、ここのマイコアカネはすでに多くの個体が老熟していて、発生末期とあって本来の生態とは異なる事があるかも知れません。というのは、以前 8 月の夕方に雑木林の法面に多数の個体が集まって交尾しているのを観察したことがありました。今回は16 時に陽が陰るとそそくさと活動を終え、陽だまりから次第に樹上に移動していきました。
今まで交尾は撮ったことがなかったので、つい嬉しくなって撮ってしまいました
さて、懸案の産卵ですが、産卵は2回しか見れませんでした。もっとも最盛期の産卵もほとんど見ていませんが。産卵行動はこうです。交尾を終わったペアはおもむろに飛び立って、リング状になったまま水面低く植物をぬって飛び回ったあと、♂は♀に交接を解くのを促すように♀を上下に振って連結態に変えます。そのまま水面に産卵行動に移ります。結構植物が密生したところに入り込んで産卵を続けますが、ほどなく連結を解き♀単独の産卵に移りました。♂はその間、その場を離れずホバリングしたり、草に止まったりして♀を見守ります。
さて、懸案の産卵ですが、産卵は2回しか見れませんでした。もっとも最盛期の産卵もほとんど見ていませんが。産卵行動はこうです。交尾を終わったペアはおもむろに飛び立って、リング状になったまま水面低く植物をぬって飛び回ったあと、♂は♀に交接を解くのを促すように♀を上下に振って連結態に変えます。そのまま水面に産卵行動に移ります。結構植物が密生したところに入り込んで産卵を続けますが、ほどなく連結を解き♀単独の産卵に移りました。♂はその間、その場を離れずホバリングしたり、草に止まったりして♀を見守ります。
♀はさらにくさ草の間に入り込んで(この辺で撮影はほぼ不可能)産卵を続けますが、すぐに疲れて?止まり、再び飛んではまた止まる、を繰り返しながら産卵します。時間にして5 分ぐらいでしょうか。
止まって産卵を続ける♀
わずかな観察時間でしたが、マイコアカネもなかなか面白いトンボでした。これも観察を続ければ結構奥深い生態が広がっているのでしょうね。ヒメアカネやマユタテアカネと同様に、結構はっきりした縄張りをもっているので、この辺はまだ知られていない何かがありそうです。
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